そろそろ3年目になろうかという後輩のデザインスキルがヤバい件。
こんにちは。蜂矢です。
若者は良い意味でも「ヤバい」を使うそうだが、この記事における「ヤバい」は悪い意味の「ヤバい」。残念なことに。
ちなみに蜂矢の職業はアートディレクターです。主に紙媒体(広告やらカタログやら学校案内やら)のデザインディレクションをやってます。webやイベントなどもたまに。
後輩とある案件を一緒にやっていて、「チェックしてください」と持ってくるのだが、そろそろ3年目というキャリアにしては基本的なことができてなさすぎて愕然としてしまう。
デザインの良し悪し以前の問題。気持ちがあればセンスなど関係ない部分での、きほんのきができていない。でも、お客さまに提出するものなので、細かく指示しなきゃいけません。
「ツラが合ってない」
「マージンが微妙にバラバラなのはなぜ」
「この空きはなに」
「文字段落のピッチ長すぎ」
「ここだけ字が小さすぎて読みにくい」
「文字太らせ過ぎてつぶれてる」
「特集なのにこの特集っぽくなさは一体」
「別扱いのページなのに他と同じなのはなぜ」
ツッコミどころありすぎて本当困る。他にもあれやこれやあれやこれや…。イーーッ。つい聞いてしまいました。
「コレでOKって言ってもらえると思うの？」
「ただ要素を並べるだけなら誰でもできるよ」
「……」
OKって言ってもらえると思ってるならどんだけレベル低いんだよ。目ん玉ビー玉なの？
責めてる訳じゃないんです。ただ不思議なんです。タイトル周りのあしらいは雑誌とかオシャレな本を見て、カッコいいのがあれば参考にしてねとか、初見の人が見て分かりやすいかどうかちゃんと考えてねとか、成果物が良くなれる方法を何度も言ってるのにどうしてやらないの？って。
「雑誌とか見た？」
「見てないです」
「え、何で？自分の中からかっこいいデザインが出てくるなんて絶対ないよ。だから色々なものを見てアレンジするんだよ。」
(って何度も同じこと言わせんなよ！)
「あー…」
アッー！！
こっちがアッー！！ってなるわ。真夏の夜の淫夢語出るわ。なに？忘れっポイの？ザルなの？言ったことは大体流れるの？
蜂矢が3年目の時に、こんな初歩的なことで指摘受けてただろうか。蜂矢のひとつ後輩は3年目の時にこんなこと注意していただろうか。
いや、していない！！！
本人の資質と、弊社の新人育成のまずさが露呈しているとしか思えない。ヤバい。オニヤバい。オニヤバいくらい残念すぎる。そして本人に意識が芽生えなければ成長というものはあり得ない。そこは自分で気づいてほしい。お願いだから。どんな仕事でも同じだよ、そこは。
